いつから乳歯は生え始めるの?



乳歯の生え始めは生後3ヶ月位で、赤ちゃんによってずいぶん差があります。
中には、生まれた時にすでに1本生えていたり、
1歳を過ぎてようやく1本目が生えてくるケースもあります。
ですから、周りのお子さんより遅いなぁと感じても、
ご安心くださいね。

1歳3ヶ月を過ぎても生えてこない場合は

歯科医へ相談を!

乳歯の生える順番

●生後3~9ヶ月
 下の前歯が生えてくる
生後9~10ヶ月
 上の前歯が生えてくる
生後11ヶ月~1歳頃
 上下の歯が4本ずつに
1歳2ヶ月~1歳6ヶ月
 奥歯(第一乳臼歯)が生える

1歳9ヶ月~2歳頃
 犬歯が生える

2歳6ヶ月頃
 奥歯(第二乳臼歯)が生える

乳歯は全部で20本。


通常は上記の順番で生えていきますが、前後することもあります。
すべての乳歯が生えそろう時期は2歳6ヶ月頃が平均的ですが、
3歳を過ぎてもそろわない場合もあります。
もしも、3歳6ヶ月頃を過ぎてもそろわない場合は
歯科医にご相談ください。

こんなことありませんか?

●生まれたときから歯が生えていた!
もしも、生まれたときから歯が生えていると授乳の際に乳首が痛むことがあります。そんな時は、赤ちゃんの歯を丸めるという処置を行います。歯科医へご相談くださいね。


赤ちゃんの夜泣きやぐずりがひどい!
赤ちゃんが今までにない状況でぐずったり、夜泣きをするときは歯の生え始めにより、歯ぐきがムズムズすることが原因かもしれません。欧米には「teething pain」という言葉もあり、夜泣きやぐずりの原因として、昔から語られているとか。少し様子をみてみましょう。

歯みがきはいつ頃から始めるの?

歯が生えはじめたら、歯みがきを始めましょう
歯が生え始める時期は一般的に3ヶ月頃です。

その少し前からガーゼのような柔らかい布で歯ぐきを触るイメージで拭いてあげて、
歯を触ることになれさせておくとよいでしょう。





歯が生えてきたら毛先の柔らかい歯ブラシでまずは遊び感覚で歯ブラシに慣れることから始めましょう。
歯ブラシを噛んだり、口に入れているだけで歯磨きとはほど遠いかもしれませんが徐々に学習してゆきます。


スプーンを自分で持てるようになったら、歯ブラシを持って自分で磨いていくことを教えていきましょう。

歯みがき上手になるためには?

柔鏡を見ながら歯磨きを!

歯磨きは楽しいということを感じれば
歯磨きをする習慣づけができます。

磨き具合は強さを感じて感覚として身に着けることが一番。歯磨き粉は付けずに、そのままでまずは磨いていきましょう。
朝と夜の歯みがき、朝は特に舌を磨きましょう。そして可能であれば食事後30分経過してから磨くことによって、歯の摩耗を減少させ歯を守ることが出来ます。朝起きてすぐ・朝食30分後・昼食30分後・夕食30分後・寝る前の計5回歯磨き出来ることが理想型です。

●パパママ お助け 子供が喜ぶ歯磨きアニメ●



歯ブラシの正しい選び方は?
柔らかめ、ソフトな歯ブラシがいいですよ。
ヘッドは小さいもので!

幼児期(大人が磨く場合)
①小型で口の中で操作しやすいもの
②毛足は短め
③植毛部は歯1.5本分程度
③親が磨きやすい歯ブラシ

子供が自分で歯磨きできるようになったら
①子供が握りやすい物
②毛足は8ミリから10ミリ程度
③植毛部は歯2本分程度
④持ち手の部分は平らでストレートな形が安定して使いやすい

歯の矯正はいつから始める?

子供の歯の矯正はいつ頃から検討したらよいの?

6歳頃からです。この頃から経過を見ることが大切です。
子供の矯正には、歯並びを改善することよりも、あごの発育を整える(大きくする)目的があります。あごの発育が悪いと歯並びに影響するだけでなく、上手く噛めない、滑舌が悪い、顔の形が変わるなど、様々な影響があります。大人になってからあごの骨を治すと、外科的な手術が必要になることもあり、時間的にも費用的にも負担がかかってしまいます。

乳歯が抜けたらどうしたらいい?

日本では、乳歯が抜けたときは下の歯は屋根に、

上の歯は縁の下に!

次に生えてくる永久歯がしっかり生えるよう
願いを込めて放り投げる習慣があります。

最近では、子供の歯が抜けた記念としてケースに入れてとっておくということもあります。マンションのように届く程度の屋根や縁の下がないお住まいの方もおみえでしょう。子供自身が自分の成長を感じられるよい機会です。お子さんと一緒に、抜けた歯をどうするか、話し合ってみるのもいいですね。

子供が抜けた歯を飲み込んじゃったけど大丈夫?
排泄されたら心配ありません。咳き込むことがあれば病院を受診し、レントゲンでの確認をおすすめします。